ペンコールは、降圧剤の一種であるα遮断薬の先発薬、カルデナリンのジェネリック(後発薬)になります。
カルデナリンと同じ薬効ながら、価格が手頃なのが特徴です。
交換神経の中には、血管平滑筋に働きかけ血管を収縮させ、血圧を上げるものがあります。
交感神経に働きかける降圧剤は二種類あり『血管を拡張させるもの』と『血管を収縮する間接的因子を取り除く』ものに分類されます。
前者がα遮断薬で、後者がβ遮断薬になります。
ペンコールは、有効成分ドキサゾシンメシル酸塩が、血管平滑筋に働きかけ、血管を収縮する交感神経のα受容体の働きを選択的に遮断します。
この結果、末梢血管抵抗が減りますので、血液が行き渡り、血圧が下がります。
お薬の血中濃度半減期が10〜16時間と長いため、1日1回の服用ですむ所も特徴です。
交感神経の関与が大きい朝方の血圧上昇を抑制してくれます。
降圧剤の第一選択薬ではありませんが、脂質、糖質代謝への影響や、腎機能への影響を及ぼしにくいことで、糖尿病の方にも処方されます。
肝臓代謝型のお薬ですので、肝臓が悪い方には向きませんが、主に高血圧症、褐色細胞腫の高血圧症治療に処方されるお薬です。
高血圧が原因となり、起こりうる脳卒中、心臓病、腎臓病の予防にも処方されます。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
以下の様な初期症状が現れる事があります。
低血圧、動悸・心悸亢進、徐脈、ほてり、めまい、頭痛、悪心、嘔吐、倦怠感など。
重篤な副作用として、アレルギー反応(蕁麻疹、血管浮腫、発疹など)、不整脈、肝機能障害、排尿障害、筋力低下が挙げられます。
他の降圧剤及び利尿剤との飲み合わせで、降圧作用が強まる場合があります。
飲み合わせのお薬によっても、副作用が出る場合がありますので、詳しくは担当医師及び薬剤師にご相談下さい。
注意事項
以下に該当される方は、このお薬を服用できません、ご注意下さい。
妊婦の方、重篤な肝機能障害の方。
以下の方は慎重投与になります。
血圧の急激な降下や、お薬の併用の量、飲み合わせに配慮の上、服用をお願い致します。
勃起不全解消薬を服用中の方、他の降圧剤、利尿剤を服用中の方、高齢者の方。
腎臓疾患もしくは、糖尿病、強心症などのお薬を服用中の方や、気分安定剤を服用されている方も、服用前に担当医とご相談の上、服用をお願い致します。
他にも持病でお薬を服用されている方は、前もって担当医及び薬剤師にご相談下さいますよう宜しくお願い致します。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。
