カタフラムは、痛みを鎮める作用のあるもので、非ステロイド系解熱鎮痛消炎剤です。
軽いものでは、日常的に起こりがちな筋肉痛、腰痛、歯痛怪我の傷、女性の生理痛といったものから、加齢とともに増えてくる関節リウマチ、変形性関節症といった症状、膀胱炎や月経困難症といった様々な症状の痛みや炎症を緩和するのに非常に有効な薬です。
痛みや炎症の原因物質はプロスタグランジンというものです。
このプロスタグランジンは人間の体内に存在しているものですが、通常ではそういった症状を引き起こしたりしませんが、何かの拍子で組織が損傷すると、物質変化によって炎症や痛み、発熱といった症状を引き起こしてしまうのです。
痛み・炎症といった原因物質を合成させないようにする働きがあるのが、ジクロフェナクという物質です。
合成阻止することで、鎮痛効果や解熱効果を発揮させるのが、非ステロイド性抗炎症薬の一つ「カタフラム」ですがカタフラムに含まれている有効成分がジクロフェナクなのです。
他の非ステロイド性抗炎症薬の中でも、作用は強力ですが、ジクロフェナクを主成分とするカタフラムは、比較的副作用が起こりにくいことでも知られています。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
【飲み忘れ時は】
1日3回のサイクルの中で飲み忘れた場合、気が付いた時点で飲んで構いませんが、
必ず1回分のみ服用してください。
なお、気が付いた時点が次の服用時間に近い時は、1回分飛ばしても大丈夫です。
2回分を1度に服用することは絶対に避けてください。
副作用
副作用に関しては、比較的一般的にみられるものが多く挙げられます。
鎮静作用が強いために、胃へのダメージから、吐き気、消化不良、消化器潰瘍、下痢といった症状などです。
その他に、ふらつきや高血圧、肝臓内の酵素が増えたり、不意な出血も考えられます。
まれに、食道潰瘍や高カリウム血症、腎臓障害、心不全といった副作用を招いてしまう可能性もかなり低いながらも出る場合があります。
心配な点は、服用前に医師や薬剤師に相談しておきましょう。
注意事項
・薬がスムーズに胃の中へ送り込まれることで、食道への炎症を防ぐことができます。
そのためにも、服用後は15分から30分は横になったりしないようにしましょう。
・組み合わせると弊害が起こる可能性のある薬との併用には十分な注意が必要です。
また、持病がある場合や高血圧の人、妊産婦は服用できませんので、併せてかかりつけの医師とよく相談してください。
・長期間の服用によって、胃に負担がかかり、消化性の潰瘍を患う恐れもあります。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。