ボルタレン点眼液は、通常、白内障手術で使用される、目の炎症を鎮めることで、目の痛みや腫れを緩和する、消炎鎮痛剤(NSAIDs)であり、、水溶性非ステロイド性抗炎症治療薬の「ジクロフェナクナトリウム 」を主成分とする点眼剤です。
ボルタレン点眼液は、非ステロイド系抗炎症点眼薬であり、これは、ステロイド系点眼薬と比較して、術後の合併症として特に注意しなくててはならない「嚢胞様黄斑浮腫」の発症リスクが減少する利点があります。
ボルタレン点眼薬は、目の炎症原因の1つであり、痛みや腫れを引き起こす「プロスタグランジン(PG)」呼ばれる原因物質の生成・合成を妨げるメカニズムで、目の炎症や痛みを緩和します。
一般的に処方されるのは、白内障手術の際ですが、その他にも、医師の指示で、緑内障手術の際や内眼部のレーザー手術等の様々な眼科手術において、活用される可能性があります。
何故なら、ボルタレン点眼液は、これらの手術前後に点眼すると、手術後の目の痛みや炎症を緩和する効能が認められ、術後の苦痛を緩和しながらキズの治癒を確実に早く進めることができるからです。
また、手術中や術後の合併症の防止にも活用されます。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
副作用は殆ど報告されていませんが、一過性の目の痛み、瞼の腫れ、かゆみ、角膜びらん、乾燥感等が生じる場合があると言われています。
ただ、万一点眼後に、痛みや腫れが増した場合、若しくは、角膜穿孔、角膜潰瘍の初期症状である目に激しい痛み、流涙、眩しい等の症状が生じた場合は、速やかに点眼を中止して医師に相談してください。
注意事項
点眼の際には、薬液汚染防止のため、容器の先端が直接目や瞼に接触しないないように注意してください。
点眼い際に、周囲溢れた点眼液は、清潔なガーゼ等で十分すきとってください。かぶれを生じる場合も考えられます。
他の、点眼型目薬と併用している場合は、両者の点眼間隔を5分以上あけてください。
以前、ボルタレン点眼液を使用した際に、アレルギー症状や過敏症の症状が発症した方の使用は控えてください。
また、妊娠または妊娠の可能性のある方、授乳中の方の所要も控えてください。
尚、他の薬を使用(大衆薬を含む)している方は、お互いの薬の効果を強めたり弱めたりすることが考えられるので、使用中の薬を医師に報告して、その指示に従ってください。
乳幼児の手の届かない場所で保管してください。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。
