コルヒチンは、イヌサフランと言う薬草の球茎が原料であり、紀元前から使用されて来たという長い歴史を持つ医薬品です。痛風発作やベーチェット病の改善に用いられています。
本剤には、白血球に関与し白血球の働きを抑制する作用を持ちます。
痛風はプリン体の代謝異常により関節に溜まった尿酸を攻撃することから起きる疾病です。通常正常な尿酸値は、成人で7mg/dlまでであり、これを超えると高尿酸症と言われますが、高尿酸症が長期間続くことで尿酸ナトリウムの血症が生成され始め、関節の周囲に沈着します。しかしこれが体内では異物と認識されるので白血球が集まり尿酸ナトリウムの血症を攻撃し、周囲は炎症し辛い痛みを感じるのです。
本剤は白血球が関節周辺に集まることを抑制する為、痛風発作を起こさせないか最小限に抑える為の予防的対処療法に用いられる医薬品です。痛風発作の予兆に気付いたら出来るだけ早く1錠内服してください。発作を未然に防ぐことが出来ます。早ければ早いほど高い効果を感じられます。また日常的な予防として用法に従い内服することも可能ですが、本剤は痛風発作の予防的医薬品であり発作の痛みをなくす効果も尿酸値を抑える効果もありませんので生活環境を改善したり、痛風そのものの治療をすることが重要です。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
下痢、悪心、嘔吐、腹痛、腹部
注意事項
・用法用量を厳守してください。過剰摂取は重い中毒症状を起こすリスクがあります。
・長期間に及ぶ予防的接種はお避け下さい。
・飲み合わせに注意の必要なお薬がたくさんあります。他のお薬を使用する際には事前に医師または薬剤師に相談してください。
・長期的に内服の必要がある場合は、様々な障害が現れる恐れがあります。筋肉障害や血液障害、また精子に異常が出る場合もありますので挙児希望の方は事前にお申し出ください。
・妊娠中の方は内服をお避け下さい。
・内服後体調に変化を感じたら医師にご相談ください。
◆コルヒチンは、日本国内においては医師の処方を必要とする【要指示薬】です。
◆本剤の説明文は英文記載の能書を翻訳したものである為、使用方法等が日本における医療従事者の見解と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、第三者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。