OC-35は経口避妊薬です。
ホルモンを毎日正確に摂り込むことで、女性の脳は妊娠したとの誤認識をし排卵を起こすホルモンが分泌されなくなる精子が子宮頚管を通過しにくくなる子宮内膜に十分な厚みを作らせないことから受精卵が着床できなくなる の3ステップにより避妊を可能としています。
本剤に含まれる成分は卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類です。卵胞ホルモンはエチニルエストラジオール、黄体ホルモンは複数種類あるうちの酢酸シプロテロンと言う抗アンドロゲン作用(男性ホルモンの分泌を抑制する)を持つ黄体ホルモンを採用しており避妊以外にも様々な副効果が得られます。
【エチニルエストラジオールによる効果】
更年期障害の軽減:加齢による卵巣機能の低下により更年期障害が起きますが、本成分を摂取することで症状を鎮静化させます。
閉経後骨粗鬆症の予防:閉経後の卵巣機能低下により、女性ホルモンが減少することで骨代謝が活発になり過ぎ、新しい骨成分の生成が追いつかず骨粗鬆症となります。本成分の投与により骨代謝を安定化させ、骨粗鬆症を予防します。
【酢酸シプロテロンによる効果】
ニキビ・フケ・男性型多毛症・男性型抜毛症の改善:通常女性体内でも男性ホルモンが生成されており女性ホルモン・男性ホルモンのバランスは拮抗していますが、ストレス等により男性ホルモンの分泌が過剰になると皮脂の分泌量が盛んになり顎から首にかけて炎症を伴う巨大なニキビが多発したり、頭皮の皮脂が過剰に増えてフケや抜毛が増えるなどの症状が発現します。本成分の投与によりこれらの症状を鎮静化します。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
頭重・胃のむかつき・乳房痛・不正出血が見られる場合があります。ホルモンバランスに身体が馴れた頃に解消されますので数カ月は様子を見て下さい。
注意事項
・このお薬は血栓症を起こす可能性があるので、長期連用する場合は6カ月ごとにに婦人科検診と血液検査を受ける必要があります。また健診を受けた後は担当医の指示に従って健診を受けて下さい。
・40歳以上の方や喫煙者、または家族に血栓症と診断を受けたことのある方は血栓症の発症リスクが高まりますので、服用前に必ず医師に相談してください。
◆OC-35は、日本国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。