ジギタリス系の強心薬です。
ジゴシン錠の後発薬(ジェネリック)になります。
有効成分ジコキシンが、心臓の収縮力を強くし、脈拍をゆっくりにします。
ジコシキンは強心配糖体の一つで、ジギタリス系の植物・ケジギタリスの葉から抽出されたものです。
ジギタリス系の薬は、実験薬理学のパイオニアであり、英国の医師でもあったウィリアム・ウィザリングが1776年に、強心剤としての薬効を発表してから有名になりました。
心不全で、心臓のポンプ機能が弱ると、体内の血液と水分の代謝が悪くなり浮腫みが生じます。
その上、肺に水がたまりやすくなり、咳が出やすくなります。
ラノキシン-PGは心筋の収縮に必要なカルシウムを細胞内に送ることで、心筋の緊張を和らげ、呼吸が楽になるので、その結果、強心作用が生まれます。
その他にも全身の血液循環がよくなり、交感神経の緊張が和らぐ事により、頻脈性不整脈を弱める効果もあります。
ジギタリス系の薬の中では、あまり肝臓では代謝されず、その殆どが腎臓で排泄されるので、排泄が早くなります。
先天性心疾患、弁膜疾患、高血圧症、虚血性心疾患、心房細動・粗動による頻脈、発作性上室性頻拍の治療として処方されています。
服用量が多いと中毒を引き起こし、命に関わる不整脈を引き起こす場合がありますのでご注意下さい。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
服用過多で見られるジギタリス中毒が主な副作用で、以下の症状が現れます。
食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、動悸、脈の乱れ、視覚異常、脱力感、頭痛、血便など。
量が多すぎると、ジギタリス中毒を起こします。
吐き気はジギタリス中毒の重要な初期症状であり、脈拍の乱れ、著しい減少は、中毒の症状です。
そのほか、下痢、不整脈、めまい、発疹などがあり、まれに筋力の低下があります。
また、利尿剤、β遮断剤などとの併用では、ジギタリス中毒を起こしやすいのでとくに注意を要します。
このほかにも併用によりこの薬の作用が強くなり、中毒を来すおそれのある薬物が多数ありますので、併用している薬は医師などにきちんと話しましょう。
注意事項
以下に該当する方は、このお薬を服用できません、ご注意下さい。
妊婦の方、房室ブロック、洞房ブロック、閉塞性心筋疾患の方。
以下の方は慎重投与になります、担当の医師にご相談の上、お薬の服用をお願いいたします。
カルシウム剤、ビタミンD剤、抗甲状腺製剤、鎮痛薬、胃腸薬、血圧降下薬、抗不整脈薬、利尿剤を服用中の方。
セント・ジョーンズ・ワートを含む健康食品と併用されますと、このお薬の効き目が弱まる恐れがあります、ご注意下さい。
腎臓疾患のある方も、慎重投与になります。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。